どのように治すのか、どれだけの期間が掛かるのかなどがはっきりします。
それに、料金は歯並び次第で一様ではありません。
支払いも総額でいくら掛かるのか、それも前納なのか、分割なのか知っていたほうが、お母さんとの話し合いには役立つのではないでしょうか。
貯金よりも診察が先です。
長期の分割払いで治療を始めることができれば、三年掛って貯金をして、それから治療を始めようとする頃には、治療が終わっているということになりかねません。
仕方ないので自分で貯金をしてから治療を始めたいという相談を受けました。
就職した彼女は、長期の分割支払いで、念願の治療を始めたそうです。
主人が治療に反対です。中学一年の次男は下の歯か出ている反対の歯並びで、どちらかといえば画廊です。
実は主人も反対のかみ合わせですが、これまで格別不便はなかったといいます。
それなのになぜ治療が必要なのかと、息子の治療に反対です。
反対の歯並びでは、歯の大切な役目である前歯で食べ物をくわえ、かみ切り、奥に送るという運動が円滑にできません。
それに発音にもトラブルがあるでしょう。
多くの人は外見にもこだわります。
これらのトラブルをどれだけ認識しているかが、治療を望むか、望まないかの分かれ道です。
ご主人は、経験上トラブルはないと思っておられます。
歯の生え始めから反対にかんでいたために、普通の歯並びの経験がなく、トラブルに気づいておられないからでしょう。
そんなご主人に治療の必要性を理解してもらわなければなりません。
必要性を主張すれば、同じ歯並びのご主人の欠点を指摘することになります。
果たして、あなたの指摘をわだかまりなく受け入れてくれるでしょうか。
この際、嫌な役割は矯正歯科医に一任するのが賢明です。
反対にかんでいるとどんなトラブルがあるのか、本人に分かっていないトラブルも、あなたよりも上手に話してくれるでしょう。
その結果、同意が得られれば、治療に踏みきればいいでしょう。
万一、ご主人かご子息かのどちらかの合意が得られなければ、治療は無期延期です。
そのときは、将来、ご子息が治療を望むようになったときに、改めて検討するのがいいのではないでしょうか。
反対の歯並びは治したほうがいいとは思いますが、夫婦の聞に亀裂を作ってまで、治療を始めるべきではないでしょう。
同じように、ご自分が反対の歯並びで、50歳の今までなんら支障もなかったのだから、子どもも治療は必要ないと、反対されていたお父さんがおられました。
お会いしてみると、これまで前歯で食べ物をかみ切ったことはなく、食べるときのあごの動きも発音も正常ではありませんでした。
そのお父さんは、自分の異常に気づかないで生活していたことを認識してくれました。
もちろん治療を開始し、お母さんよりも熱心に協力してくれました。
もうひとつ、お話ししておかなければならないことがあります。
それは、中学二年生は成長の盛んな時期で、上下のあごのずれは男子では一七、八歳まで進行するということです。
今が最終的な状態ではありません。
子どもは大人への成長の過程ですから、顔も歯並びも年々悪化しました。
骨格にゆがみのある反対の歯並びの特徴的な成長変化です。
上の歯が出ている私は女子高の一年生です。
小学校の高学年の頃から、歯茎が出ている出歯がとても気になりだしました。
そんな私にHそれがかえっていいのではHなどと友だちは言いますが、私は悩んでいます。
外見だけでなく、機能的なトラブルもあるはずです出歯には、外見上でいくつかの特徴がみられます。
コメカミに軽く人差し指と中指の腹を当て、強くかみ締めると固くふくれます。
これは、そしゃくのときに働く側頭筋の収縮によるものです。
かみ締めを解くと、緊張は消えます。
次に、指を当てたまま唾を飲み込みます。
このとき、コメカミの緊張を指で触れることができれば正常です。
緊張がないようであれば、口の周囲やオトガイの筋肉の異常な緊張によって、ぇくぼや梅干しの種のような凹凸ができます。
これは、正常な時下には見られない変化です。
かめない、飲み込めないでは、食べるのが遅くて当たり前です。
こんなときには、水をたくさん飲んで流し込みをすることになります。
たぶん、あなたはこれらのトラブルの大半を備えているのではないでしょうか。
主として、外見が気になっているのかもしれませんが、決して外見だけの問題ではないことを知ってください。
でも、出歯はなんとなく憎めない顔です。
赤塚不二夫の漫画に出てくるイヤミも愛すべきキャラクターの持ち主で、ポ−ズは、誰知らぬ人のないジエスチャ−でした。
ちなみに、出歯の発生率は約一五パーセントです。
出ている度合が強い場合は、糸切り歯の後ろの第一小臼歯を抜き、できたすき間を活用して前歯を後退させることになるでしょう。
上下左右ですから、四本の歯が犠牲になります。
出ている歯を下げれば、機能の改善だけでなく、気になる歯茎も引っ込み、もとが変わります。
今も魅力的でしょうが、治療後は今以上に魅力的になるのではないでしょうか。
中学一年のD君は、出ている上の前歯二本だけを治してほしいという希望でしたが、出ていたのは歯列全体で、部分的な歯の移動では解決できませんでした。
治療には第一小臼歯を四本抜き、二年掛かりました。
今からでも決して遅くはありません。
二年なんて、あっという聞に過ぎてしまいます。
高校卒業のときには、きれいな歯並びで卒業式に臨めるでしょう。
小学六年生の娘の上の前歯が出ているように思えます。
将来のため、治療をさせたいと思いますが、悪くもない歯を抜くのは、犠牲が多すぎるように思います。
いい歯を抜かすに治療する方法はないのでしょうか。
矯正治療のために歯を抜くことは少なくありませんが、最小の犠牲で最大の効果をあげるのが原則ですから、歯も抜かないですめば、そのほうがベターです。
お送りいただいた写真では奥歯の状態が分かりませんから、断定的なことは言えませんが、歯を抜く必要はないでしょう。
年齢から判断して、第二大臼歯は生えていません。
こんなときには、金属線だけでなく、ヘッド・ギヤという装置を併用することで、第一大臼歯を後ろに動かし、引き続いて前の歯を後ろに順送りすることで、少しぐらいの凸凹や出歯は解消できます。
ヘッド・ギヤは自分で着脱しますから、使わなければ、いつまで経っても歯は動きません。
別の言い方をすれば、この治療が成功するかしないかは、患者さんの協力次第ということになります。
本人の協力が期待できないのであれば、歯を抜くしかありません。
協力が得られないのにいつまでもヘッド・ギヤを使っていたのでは、時間の浪費になってしまいます。
笑うと歯茎がむき出しになって、品がないように思います。
結婚した現在も、鏡を見るたびに、くよくよ悩んでいます。
前歯を後退させれば、歯茎は引っ込みます上と下の両方の歯が出ている「両顎前突」と呼ばれる歯並びで、口もとが出ていて、笑うと歯茎が目立ちます。
この治療を希望される方は、機能的な面よりも美しさを気にしておられる人たちで、結構、悩みは深刻なように見受けられます。
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